サイクル本塁打
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 23:48 UTC 版)
サイクル本塁打(サイクルホームラン)とは、1試合に異なる4種類の本塁打(ソロ、2ラン、3ラン、満塁)すべてを打つことであるが、NPB・メジャーリーグ (MLB) とも2020年までにこの記録を達成した個人はいない。 ただし、ジョン・スコット(ヤクルトスワローズ)は、1979年5月27日に開催された対阪神タイガース戦のダブルヘッダー第1試合で2ランと満塁弾を打つと、第2試合でもソロと3ランをそれぞれ打ち、「1日でサイクル本塁打」を達成している。 また、レオン・リー(横浜大洋ホエールズ)はセ・リーグ新記録となる1試合10打点を記録した1985年8月10日の対広島東洋カープ戦で、3打席目までに満塁弾、2ラン、3ランを放ったが、第4・第5打席でソロを打てず、未達成に終わった。レオ・ゴメス(中日ドラゴンズ)も、1999年4月18日の対巨人3回戦(東京ドーム)で、第3打席までにソロ、3ラン、2ランを連続で打ち、第5打席では満塁の場面で打席に立ったものの、空振り三振に倒れ、未達成に終わっている。 マイナーリーグでは、1998年7月27日にAA級 (2A) のアーカンソー・トラベラーズ(当時はセントルイス・カージナルス傘下)に所属していたタイロン・ホーン (Tyrone Horne) が、対サンアントニオ・ミッションズ(当時はコロラド・ロッキーズ傘下)との試合で初回に2ラン、2回に満塁、5回にソロ、6回に3ランを打って達成した例がある。 また1試合で「サイクル本塁打」を達成したチームの例としては、2022年3月31日の大阪桐蔭高校(阪神甲子園球場、第94回選抜高校野球決勝戦:選抜大会では史上初)、2022年5月9日のロサンゼルス・エンゼルス(エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム、対タンパベイ・レイズ戦)などがある。
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