コエデュケーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 16:15 UTC 版)
スカウティングにおいては、ふたつの異なったコエデュケーションへのアプローチが存在する。たとえば合衆国のように男性向けと女性向けのふたつのスカウティング組織が存在する場合がある。他方ヨーロッパなどでは、スカウティングとガイディングが男性と女性の両方を認める単一の組織で行われ、WOSMとWAGGGSの両方に加盟している。また、ヨーロッパにおいて、両組織の連携を行うためのプラットフォーム「WE Connect」が設けられている。オーストラリアやイギリスでは、ボーイスカウトの全国連盟が男女両方の加盟員を認めながらもWOSMのみに加盟し、別にWAGGGSに加盟しているガールスカウト全国連盟が存在する。ギリシア、スロベニア、スペインなどでは、ボーイスカウトとガールガイドが別々の連盟を形成し、両方共が男女両性の加盟を認めている。 スカウティング100周年の年である2007年、イギリス・スカウト連盟はすべての部門におけるコエデュケーション化を実現した。伝統的スカウティング組織であるベーデン=パウエルスカウト連盟は1970年の結成当初からコエデュケーション組織であった。 ボーイスカウトアメリカ連盟(BSA)においては、カブスカウトとボーイスカウトのプログラムは男性しか参加できない。しかしながら、14歳以上向けのベンチャースカウトはコエデュケーションである。ガールスカウトアメリカ連盟(GSUSA)は女性加盟員のみの独立組織である。BSAとGSUSAの両者とも、成人指導者は男女両性を認めている。
※この「コエデュケーション」の解説は、「スカウト運動」の解説の一部です。
「コエデュケーション」を含む「スカウト運動」の記事については、「スカウト運動」の概要を参照ください。
- コエデュケーションのページへのリンク