ゲッレールト温泉・ルダッシュ温泉・ラーツ温泉
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「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」の記事における「ゲッレールト温泉・ルダッシュ温泉・ラーツ温泉」の解説
丘の南側の麓には1911年から1918年にかけてヘゲデューシュ・アルミン (Hegedűs Ármin) らによって建てられたホテル、ゲッレールト温泉 (Gellért szálló és gyógyfürdő) がある。ブダペストには100以上の温泉施設があり、アール・ヌーヴォー様式のこの温泉ホテルもそのひとつである。1926年にウィーンで刊行された『温泉・鉱泉・保養地および保養所の挿絵入り事典』でも、当時完成して間もなかったゲッレールト温泉ホテルの近代性や豪華さが、温泉の薬効とともに紹介されていた。2011年時点の男湯は青緑色のタイルを敷き詰めた美しいもので、混浴日には女性も入ることができる。ゲッレールトの温泉そのものは13世紀にまで遡れるとされ、伝説上は殉教者ジェラルドが杖で叩いて湧き出させたという。 ゲッレールトの丘の近く(世界遺産登録範囲内)には、1566年にオスマン帝国のパシャ・ムスタファによって作られたトルコ式のルダッシュ温泉 (Rudas gyógyfürdő) と、マーチャーシュ1世の時代に遡るラーツ温泉 (Rác gyógyfürdő) もある。 なお、ブダ側の世界遺産登録範囲はゲッレールト温泉の少し南にあるブダペスト工科大学までだが、ゲッレールト温泉のすぐ前にある自由橋 (Szabadság híd) は登録対象になっていない。 ゲッレールト温泉(ホテル外観) ゲッレールト温泉(室内温泉プール) ルダッシュ温泉 ラーツ温泉 ラーツ温泉(内部)
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