ケンブリッジ大学での出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 07:33 UTC 版)
「温家宝」の記事における「ケンブリッジ大学での出来事」の解説
2009年1月末から2月初めにかけて温はヨーロッパを訪問した。2月2日、イギリスのケンブリッジ大学にて講演していたところ、会場にいた男から靴を投げつけられる騒ぎがあった。男は「ここに独裁者がいるぞ。彼が語る嘘をよく聞いていられるな。反論もしていないじゃないか」「どうして大学は独裁者に身を売ることができたのか?」 などと叫んでいた。講演は中断し、靴を投げた男は他の聴衆から非難され、会場から排除されたあとに地元警察に逮捕された。講演再開後、温は「我々は平和にやっている。男の行為が中英の友好を妨げることはない。調和は武力によって妨害されないと歴史が証明している」と述べ、講演の会場内の学生たちが拍手で応えた。拍手していたのは中国人留学生であった。中国国内では事件に関する報道を抑制していたが、インターネット上では温家宝支持とイギリス批判の書き込みが盛んにおこなわれた。2月3日、中国外交部は公式に批判声明を出した。ケンブリッジ大学は事件について公式サイトで謝罪表明を行った。
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