ケンブリッジ侯爵とは? わかりやすく解説

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ケンブリッジ侯爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 04:18 UTC 版)

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ケンブリッジ侯爵(ケンブリッジこうしゃく、英語: Marquess of Cambridge)は、イギリス侯爵位。イングランド貴族として1度、連合王国貴族として1度創設された。

歴史

第1期

1706年11月9日、ハノーファー選帝侯ゲオルク・ルートヴィヒ(1660-1727)(後のイギリス国王ジョージ1世)の息子ゲオルク・アウグスト(1683-1760)(後のイギリス国王ジョージ2世)がイングランド貴族であるグロスターシャーにおけるテュークスベリー男爵、ヨークシャーにおけるノーザラトン子爵ミルフォード・ヘイヴン伯爵ケンブリッジ侯爵ケンブリッジ公爵に叙された[1]。1714年8月1日に父がイギリス国王に即位すると、ゲオルク・アウグストはコーンウォール公爵を継承、9月27日にチェスター伯爵プリンス・オブ・ウェールズに叙された[1]。1727年6月11日にゲオルク・アウグストがジョージ2世としてイギリス国王に即位すると、これらの爵位は王領に統合された[1]

第2期

第一次世界大戦中の1917年、テック公アドルファス(1868-1927)はテック公などヴュルテンベルク王国ドイツ帝国における称号を放棄し、代わりにケンブリッジ姓を名乗り、連合王国貴族であるヨークシャーにおけるノーザラトン子爵エルタム伯爵ケンブリッジ侯爵に叙された[2]

初代侯爵が1927年に死去すると、長男ジョージ・フランシス・ヒュー英語版(1895-1981)が爵位を継承したが、ジョージは妻との間で1女しかもうけず、1981年にジョージが死去すると爵位は廃絶した[3]

ケンブリッジ侯爵(第1期、1706年)

  • ケンブリッジ公爵ゲオルク・アウグスト王子(1683年 – 1760年)
    • 1727年、ジョージ2世としてイギリス国王に即位、爵位は王領に統合された。

ケンブリッジ侯爵(第2期、1917年)

出典

  1. ^ a b c Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary, eds. (1912). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Bass to Canning) (英語). 2 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. p. 497.
  2. ^ "No. 30374". The London Gazette (英語). 9 November 1917. pp. 11592–11594.
  3. ^ "Cambridge, Marquess of (UK, 1917 - 1981)". Cracroft's Peerage (英語). 2019年12月23日閲覧

ケンブリッジ侯爵(Marquess of Cambridge)(1917年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 17:48 UTC 版)

ケンブリッジ公」の記事における「ケンブリッジ侯爵(Marquess of Cambridge)(1917年)」の解説

アドルファス・ケンブリッジ1868年1927年) - アドルファス王子の娘の息子。彼はジョージ5世が、第一次世界大戦時に英国王室成員ドイツ系英国貴族ドイツ称号放棄することになった際に、放棄したドイツ称号代わりにケンブリッジ侯爵に叙せられた。 ジョージ・ケンブリッジ(1895年 - 1981年) - 初代ケンブリッジ侯唯一の息子である。男子残さず死去したため、彼をもってケンブリッジ侯爵家は断絶した

※この「ケンブリッジ侯爵(Marquess of Cambridge)(1917年)」の解説は、「ケンブリッジ公」の解説の一部です。
「ケンブリッジ侯爵(Marquess of Cambridge)(1917年)」を含む「ケンブリッジ公」の記事については、「ケンブリッジ公」の概要を参照ください。

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