クルシェネク版とは? わかりやすく解説

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クルシェネク版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 02:46 UTC 版)

交響曲第10番 (マーラー)」の記事における「クルシェネク版」の解説

エルンスト・クルシェネクによる第1楽章第3楽章補筆版である。補筆にはフランツ・シャルクアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーアルバン・ベルク加わったとされる。ただし、ベルク注釈は、出版譜には生かされなかったという。クックによる全曲版以降、クルシェネク版が演奏されることはほとんどない1951年出版された版は、1924年ツェムリンスキープラハ演奏計画した際に用意したスコア元になっていると考えられクルシェネクがほぼマーラー草稿のまま演奏譜に仕立てたとされる第1楽章にも補筆見られるが、これはシャルクツェムリンスキーよるもの見られている。ツェムリンスキーなどクルシェネク以外の人物の手も加わっていることから、校訂者オットー・ヨークルの名を取ってヨークル版、ヨークル稿などと呼ばれることもある。 1924年10月14日ウィーンフランツ・シャルク指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演1951年ニューヨークのアソシエイテッド・ミュージック・パブリッシャーズ(AMP社)から出版録音1953年、フレデリック・チャールズ・アドラー(英語版指揮ウィーン交響楽団 (Music & Arts) 1958年ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団ソニー・ミュージック) 1966年頃、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送交響楽団第1楽章のみ。

※この「クルシェネク版」の解説は、「交響曲第10番 (マーラー)」の解説の一部です。
「クルシェネク版」を含む「交響曲第10番 (マーラー)」の記事については、「交響曲第10番 (マーラー)」の概要を参照ください。

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