クラブの日本化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:32 UTC 版)
2020年1月に20年以上の日本在住歴を持つチャン・ホア・ビンが共同オーナーに就任すると、クラブは急速に日本化に舵を切っていった。2020年2月9日にFC東京とパートナーシップを締結してベトナム国内にアカデミーを設立することを発表した。また、2021年2月2日にはFC琉球とアジアストラテジックパートナーシップ契約を、2022年1月24日にはアスルクラロ沼津との業務提携をそれぞれ締結。チャン・ホア・ビン会長は日本経済新聞のインタビューでベトナム人選手をJリーグに送り込むことに意欲を示し、2022年1月には、ブイ・ゴック・ロン、グエン・バン・ソン(共に沼津)、ブー・ホン・クアン、ファム・バン・ルアン(共に琉球)の4選手がJリーグに移籍している。 一方、トップチームは2020年はVリーグ1を3位で終えてAFCカップ2021出場権を獲得。これによって外国人選手の登録枠にAFC加盟国枠が追加されて4人まで拡大することから、Jリーガーの松井大輔、高崎寛之、禹相皓の3名との契約に踏み切ったほか、苅部隆太郎とも契約し、さらに前レノファ山口FC監督の霜田正浩をシニアアドバイザーに迎えた。しかし、霜田は2021年2月に監督に就任したものの、就任後3戦3敗で翌3月には早くも解任となり、さらに元Jリーガーたちのパフォーマンスも振るわないことから4月にSHBダナンFCからパパ・イブ・ケべ(英語版)とホーチミン・シティFCからパペ・ディアキテ(英語版)を急遽獲得するなど、この年は日本化で成功を収めることはできなかった。しかしながら、チャン・ホア・ビン会長はベトナムサッカーの発展を加速させるために今後も日本化路線を継続していく意向を表明している。
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