クラスター爆弾禁止条約との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 21:03 UTC 版)
「CBU-97 SFW」の記事における「クラスター爆弾禁止条約との関係」の解説
世界的にはクラスター爆弾禁止条約によって多くのクラスター爆弾の使用が制限されるようになっている。アメリカは同条約には不参加であるが、条約の有無に関わらず国際的に非人道的とされる兵器の使用は批難を浴びる懸念があるため躊躇あるいは忌避される傾向にある。また、同盟国への武器輸出についても、同条約の参加国に対しては販売機会そのものが失われている。不参加国に対しても、人道上の懸念は残るため販売機会は非常に少ない。 CBU-97 SFWは、クラスター爆弾禁止条約において対象兵器の例外規定を定めた「Article 2, 2nd. clause, item c-iii」にいう「個別目標を感知して攻撃するように設計された子爆弾」、同じく「c-iv」の「電子的な自壊機構を有する」、「c-v」の「電子的な自動機能停止機能を有する」という条件には合致するが、「c-i」の「子爆弾の数が10個以下」に対しては40個、「c-ii」の「子爆弾の重量が4kg以上」に対しては重量超過であり、条件を満たせない。結局、CBU-97 SFWはこの条約で禁止される兵器に該当する。
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