クライン仁科の公式とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 高等数学 > 公式 > クライン仁科の公式の意味・解説 

クライン=仁科の公式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 14:08 UTC 版)

クライン=仁科の公式(クライン=にしなのこうしき、: Klein-Nishina's formula)は、量子電磁力学の最低次での、束縛を受けていない自由電子による光散乱散乱断面積を与える関係式である。可視光など低周波数領域ではトムソン散乱となり、X線ガンマ線などの高周波数領域ではコンプトン散乱となる。1929年スウェーデン物理学者であるオスカル・クライン日本の物理学者である仁科芳雄の2氏により導かれた[1]。これはディラック方程式を用いた量子電磁力学による初期の研究成果であり、相対論量子論の効果を考慮する事で光散乱の精密な関係式が得られたものである。




「クライン=仁科の公式」の続きの解説一覧




クライン仁科の公式と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クライン仁科の公式」の関連用語

クライン仁科の公式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クライン仁科の公式のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクライン=仁科の公式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS