クモザル説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/15 19:37 UTC 版)
南米の森林地帯にごく普通に生息するクモザルの一種とする説。さらに踏み込んで言うなら、「ただの猿を奇怪な未知の動物としてでっち上げた」というものである。現存する写真の個体の身体的特徴はクモザルとほぼ一致しており、「さかんに大きな声で吠えた」という調査隊の証言も同種の特徴に当てはまる。ド・ロワはこの大猿の身長を150cm前後と主張しているが、近年になって写真を再検討した結果、写っている個体は大きくともせいぜい70cm程度という説が挙げられるなど、未確認動物説を疑問視する声も多い。またモノスには尻尾が無かったという証言に対して、クモザルには長い尻尾があるが、写真は正面から撮影しているので尾は見えないし、撮影前に尾を切断するなどの細工を施した可能性も否定できない。
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