クトゥルー・ゲームブック (906)
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「スーパーアドベンチャーゲーム」の記事における「クトゥルー・ゲームブック (906)」の解説
暗黒教団の陰謀 輝くトラペゾヘドロン著 : 大瀧啓裕 / 項目数 : 555 / 1987年 ISBN 4-488-90601-X クトゥルー神話を元にしたゲームブック。主人公の能力値には生命力や気力のほかに狂気が設定されており、この値が上限を越えると発狂してゲームオーバーとなる。 ストーリー 邪神〈旧支配者〉の復活のときが近づいた。叔父の跡を継いだ主人公は、あらゆる叡智を得られるという秘宝〈輝くトラペゾヘドロン〉を探し出して対抗しようとする。探索の旅の向かう先は、悪名高き港町インスマウスだった。 評価 オーガスト・ダーレス作品の登場人物を用いつつも、原作者ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの持ち味を活かしたものに仕上がっている。主人公に対して敵がやや強すぎるのだが、そもそも原作の多くが死や狂気で終わるものなので、難度が高いのは仕方ない。ただ、破滅の過程こそ原作で重点を置かれているのに、本作のデッドエンドはあっけなさ過ぎる。
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