クダ級哨戒艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 02:54 UTC 版)
「MEKO A-100型フリゲート」の記事における「クダ級哨戒艦」の解説
MEKO 100/A-100型の最初の発注者はマレーシア海軍であり、その設計はMEKO 100 RMN型と呼ばれている。これはクダ級哨戒艦(Kedah class offshore patrol vessel)として6隻が建造され、2006年より就役を開始した。 クダ級は、軽武装の哨戒艦として就役しており、現在搭載している武装は、有名な76mm単装速射砲と、30mm単装機関砲が各1門、そして12.7mm重機関銃が2丁のみである。しかし、上記したようなMEKO 100型の特性を生かして、必要に応じて、RAM近接防空ミサイルおよびエグゾセ艦対艦ミサイルを搭載したコルベットとして改装できるように配慮されている。 また、電子兵装は既に哨戒艦としてはかなり強力なものが装備されており、対空レーダーとしては3次元レーダーであるTRS-3Dが搭載され、またソナーも装備されている。 固有の対潜兵装は持たないが、上部構造物後部にはヘリコプター格納庫が設置されており、SH-60 シーホーク級の機体も運用可能となっている。 なお、艦名はいずれもマレーシアの州名から採られている。 同型艦#艦名起工造船所進水就役F171 クダKD Kedah 2001年11月13日 B+V 2003年3月21日 2006年6月5日 F172 パハンKD Pahang 2001年12月21日 HDW 2003年10月2日 2006年8月3日 F173 ペラKD Perak 2002年3月 ブーステッド海軍工廠 2007年11月12日 2009年6月3日 F174 トレンガヌKD Terengganu 2004年8月 2007年12月6日 2009年12月8日 F175 クランタンKD Kelantan 2005年7月 2008年11月24日 2010年5月8日 F176 スランゴールKD Selangor 2006年7月 2009年7月23日 2010年12月28日
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