キリスト教建築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 07:56 UTC 版)
初期キリスト教の建築において、バシリカ式という構成があるが、そのうち入り口前に展開された構造体をアトリウムと呼んだ(日本語では表中庭などと訳される)。吹き抜けのある中庭およびその周囲を囲む回廊で構成される、「洗礼志願者のための空間」であった。 現存するアトリウムは、ローマのサン・クレメンテ教会 (ローマ)(イタリア語版)、ミラノのサンタンブロージョ教会、サレルノのサレルノ大聖堂(イタリア語版)などである。他にはドイツのマリア・ラーハ修道院(英語版)や、ローマのサンタ・プラッセーデ聖堂(英語版)もある。16世紀に改修される前のサン・ピエトロ大聖堂にもアトリウムは存在した。
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