キャロリン・ガルシアとは? わかりやすく解説

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キャロリン・ガルシア

(キャロライン・ガルシア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/22 18:46 UTC 版)

キャロリン・ガルシア
Caroline Garcia
キャロリン・ガルシア
基本情報
国籍 フランス
出身地 同・サン=ジェルマン=アン=レー
居住地 同・リヨン
生年月日 (1993-10-16) 1993年10月16日(31歳)
身長 177cm
体重 61kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2011年
ツアー通算 19勝
シングルス 11勝
ダブルス 8勝
生涯獲得賞金 18,604,652 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2018・23)
全仏 ベスト8(2017)
全英 4回戦(2017・22)
全米 ベスト4(2022)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト4(2017)
全仏 優勝(2016・22)
全英 ベスト8(2016)
全米 準優勝(2016)
優勝回数 2(仏2)
国別対抗戦最高成績
BJK杯 優勝(2019)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 4位(2018年9月10日)(2022年11月8日)
ダブルス 2位(2016年10月24日)
2025年6月23日現在

キャロリン・ガルシアCaroline Garcia, 1993年10月16日 - )は、フランスサン=ジェルマン=アン=レー出身の女子プロテニス選手。2016年の全仏オープンで、クリスティナ・ムラデノビッチと組んだダブルスで優勝した。これまでにWTAツアーでシングルス11勝、ダブルス8勝を挙げている。身長177cm、体重61kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。WTAランキング自己最高位はシングルス4位、ダブルス2位。

来歴

7歳からコーチである父親の手ほどきでテニスを始める。

4大大会では2011年全豪オープンで主催者推薦により初出場し、2回戦で森田あゆみに 4-6, 4-6 で敗れた。2011年全仏オープンでは2回戦で第7シードのマリア・シャラポワに 6-3, 4-6, 0-6 で敗れたが第1セットを奪う健闘を見せた。

2014年4月のボゴタ大会では単複で決勝に進出しシングルスではエレナ・ヤンコビッチを 6–3, 6–4、ララ・アルアバレナと組んだダブルスでもバニア・キング&シャネル・シェパーズ組を 7–6(5), 6–4 で破りツアー初優勝を果たした。2014年ウィンブルドン選手権では1回戦で第14シードのサラ・エラニを 2-6, 7-6 (3), 7-5 で破り3回戦まで進出した。

2015年は全豪オープンで3回戦まで進出した。

2016年全仏オープンではクリスティナ・ムラデノビッチと組んだダブルスで決勝に進出した。決勝ではエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組を 6–3, 2–6, 6–4で破りツアー初の4大大会タイトルを獲得した。8月のリオ五輪で初めてのオリンピックに出場した。シングルスでは2回戦でイギリスのジョアンナ・コンタに 2-6, 3-6 で、ムラデノビッチとのダブルスでは初戦で日本の土居美咲&穂積絵莉組に 0-6, 6-0, 4-6 で敗退した。全米オープンではダブルス決勝でベサニー・マテック=サンズ&ルーシー・サファロバ組に 6–2, 6–7(5), 4–6 で敗れ準優勝となった。

2017年は全仏オープンでは第28シードから4大大会初のシングルスベスト8に進出した。準々決勝ではカロリナ・プリスコバに 6-7, 4-6 で敗れた。ウィンブルドンでは4回戦に進出した。終盤の武漢オープンチャイナ・オープンで2週連続優勝を記録。10月9日付のランキングで9位となりトップ10入りを果たし、レースランキングでも8位に浮上する。その後WTAファイナルズの出場権を争っていたジョアンナ・コンタが逆転する可能性が無くなった為、シングルスでのWTAファイナルズ初出場が決まった[1]。ラウンドロビンを2勝1敗で準決勝に進出しビーナス・ウィリアムズに 7-6(3), 2-6, 3-6 で敗れた。

2018年は4大大会では、全豪オープン全仏オープンで4回戦に進出。ウィンブルドンでは1回戦でベリンダ・ベンチッチに敗れ、全米オープンでは、3回戦でカルラ・スアレス・ナバロに 7-5, 4-6, 6-7(4) で敗れた。9月10日にシングルス自己最高位となる4位を記録している。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 16回 (11勝5敗)

大会グレード
2020年以前 2021年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (1–0)
プレミア・マンダトリー (1–0) WTA1000 (1–0)
プレミア5 (1–0)
WTAエリート・トロフィー (0–0)
プレミア (0–0) WTA500 (0–0)
インターナショナル (5–3) WTA250 (2–2)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2014年4月13日 ボゴタ クレー エレナ・ヤンコビッチ 6-3, 6-4
準優勝 1. 2015年2月28日 アカプルコ ハード ティメア・バシンスキー 3-6, 0-6
準優勝 2. 2015年3月8日 モンテレイ ハード ティメア・バシンスキー 6-4, 2-6, 4-6
優勝 2. 2016年5月21日 ストラスブール クレー ミリヤナ・ルチッチ=バロニ 6-4, 6-1
優勝 3. 2016年6月19日 マヨルカ アナスタシヤ・セバストワ 6-3, 6-4
優勝 4. 2017年10月1日 武漢 ハード アシュリー・バーティ 6-7(3-7), 7-6(7-4), 6-2
優勝 5. 2017年10月8日 北京 ハード シモナ・ハレプ 6-4, 7-6(7-3)
優勝 6. 2018年10月14日 天津 ハード カロリナ・プリスコバ 7-6(9-7), 6-3
準優勝 3. 2019年5月25日 ストラスブール クレー ダヤナ・ヤストレムスカ 4-6, 7-5, 6-7(3-7)
優勝 7. 2019年6月16日 ノッティンガム ドナ・ベキッチ 2-6, 7-6(7-4), 7-6(7-4)
優勝 8. 2022年6月25日 バート・ホンブルク ビアンカ・アンドレースク 6-7, 6-4, 6-4
優勝 9. 2022年7月31日 ワルシャワ クレー アナ・ボグタン 6-4,6-1
優勝 10. 2022年8月22日 シンシナティ ハード ペトラ・クビトバ 6-2, 6-4
優勝 11. 2022年11月8日 フォートワース ハード (室内) アリーナ・サバレンカ 7-6(7-4), 6-4
準優勝 4. 2023年2月5日 リヨン ハード (室内) アリシア・パークス 6-7(7-9), 5-7
準優勝 5. 2023年3月5日 モンテレイ ハード ドナ・ベキッチ 4-6, 6-3, 5-7

ダブルス: 19回 (8勝11敗)

大会グレード
2020年以前 2021年以後
グランドスラム (2–1)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (1–1) WTA1000 (0–0)
プレミア5 (0–2)
WTAエリート・トロフィー (0–0)
プレミア (3–5) WTA500 (1–1)
インターナショナル (1–1) WTA250 (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2014年4月13日 ボゴタ クレー ララ・アルアバレナ バニア・キング
シャネル・シェパーズ
7-6(7-5), 6-4
準優勝 1. 2014年9月27日 武漢 ハード カーラ・ブラック マルチナ・ヒンギス
フラビア・ペンネッタ
4-6, 7-5, [10-12]
準優勝 2. 2014年10月12日 リンツ ハード (室内) アニカ・ベック ラルカ・オラル
アンナ・タチシビリ
2-6, 1-6
準優勝 3. 2014年10月18日 モスクワ ハード (室内) アランチャ・パラ・サントンハ マルチナ・ヒンギス
フラビア・ペンネッタ
3-6, 5-7
準優勝 4. 2015年1月10日 ブリスベン ハード カタリナ・スレボトニク マルチナ・ヒンギス
ザビーネ・リシキ
2-6, 5-7
準優勝 5. 2015年4月26日 シュトゥットガルト クレー カタリナ・スレボトニク ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
4-6, 3-6
優勝 2. 2015年6月27日 イーストボーン カタリナ・スレボトニク 詹詠然
鄭潔
7-6(7-5), 6-2
準優勝 6. 2015年8月16日 トロント ハード カタリナ・スレボトニク ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
1-6, 2-6
準優勝 7. 2016年1月15日 シドニー ハード クリスティナ・ムラデノビッチ マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
6-1, 5-7, [5-10]
準優勝 8. 2016年2月20日 ドバイ ハード クリスティナ・ムラデノビッチ 荘佳容
ダリヤ・ユラク
4-6, 4-6
優勝 3. 2016年4月10日 チャールストン クレー クリスティナ・ムラデノビッチ ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
6-2, 7-5
優勝 4. 2016年4月24日 シュトゥットガルト クレー クリスティナ・ムラデノビッチ マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
2-6, 6-1, [10-6]
優勝 5. 2016年5月7日 マドリード クレー クリスティナ・ムラデノビッチ マルチナ・ヒンギス
サニア・ミルザ
6-4, 6-4
優勝 6. 2016年6月5日 全仏オープン クレー クリスティナ・ムラデノビッチ エカテリーナ・マカロワ
エレーナ・ベスニナ
6-3, 2-6, 6-4
準優勝 9. 2016年9月11日 全米オープン ハード クリスティナ・ムラデノビッチ ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
6-2, 7-6(5-7), 4-6
準優勝 10. 2016年10月9日 北京 ハード クリスティナ・ムラデノビッチ ベサニー・マテック=サンズ
ルーシー・サファロバ
4-6, 4-6
優勝 7. 2022年6月5日 全仏オープン クレー クリスティナ・ムラデノビッチ ジェシカ・ペグラ
コリ・ガウフ
2-6, 6-3, 6-2
優勝 8. 2023年6月25日 ベルリン ルイーザ・ステファニー カテリナ・シニャコバ
マルケタ・ボンドロウソバ
4-6, 7-6(10-8), [10-4]
準優勝 11. 2024年1月12日 アデレード ハード クリスティナ・ムラデノビッチ ベアトリス・ハダッド・マイア
テイラー・タウンゼント
5-7, 3-6

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 通算成績
全豪オープン A 2R LQ 1R 1R 3R 1R 3R 4R 3R 2R 2R 1R 4R 2R 1R 16–14
全仏オープン LQ 2R 1R 2R 1R 1R 2R QF 4R 2R 4R 2R 2R 2R 2R 1R 18–15
ウィンブルドン A LQ LQ 2R 3R 1R 2R 4R 1R 1R NH 1R 4R 3R 2R 13–11
全米オープン A LQ LQ 2R 1R 1R 3R 3R 3R 1R 3R 3R SF 1R 1R 15–12

脚注

  1. ^ WTAファイナルズの全出場者が決定”. THE TENNIS DAILY. 2017年10月13日閲覧。

外部リンク




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