ガス検知器
【英】: gas detector
大気中に漏洩{ろうえい}している可燃性ガスまたは毒性ガスの有無およびその濃度を測定する器具であり、固定式および携帯式のものがある。ガス濃度の測定方法は次のとおり。 (1) ガスの燃焼熱を利用する方法:電流を流している触媒付きのフィラメントに可燃性ガスが入ってくると燃焼が起こり、フィラメントの温度が上昇する。この温度上昇によりフィラメントの電気抵抗が変化し、その変化量がガスの濃度に比例する原理を応用したものである。 (2) ガス検知管法:検知したいガスと反応する特定の化学物質を詰めたガラス管に、一定量の試料ガスを通し、変色部分の長さ、または色で濃度を測定する方法である。 (3) 光波干渉法:光がガス中を進行すると、ガスの種類、濃度によってその屈折率が異なる現象を利用したものである。光の干渉により生じる干渉縞{かんしょうじま}は、ガス濃度が変化して屈折率が変わるとその位置も変わるので、それを観測してガスの性質および濃度を測定する。 |

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