カヴァラ県とは? わかりやすく解説

カヴァラ県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/03 09:02 UTC 版)

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カヴァラ県
Περιφερειακή ενότητα Καβάλας
測地系: 北緯41度00分 東経24度25分
ギリシャ共和国
地方 東マケドニア・トラキア
県都 カヴァラ (ギリシャ)
面積 2,111 km²
人口 147,884 人 (2005年)
人口密度 70 人/km²
ナンバープレート KB
自治体コード 55
構成自治体数 3
標準時 EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
公式ウェブサイト www.pref-kavala.gr

カヴァラ県Καβάλα / Kavala)は、ギリシャ共和国東マケドニア・トラキア地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。県都はカヴァラ

地理

カヴァラ県はマケドニア地方に含まれるが、ギリシャトラキア地方には、歴史的に主都であった都市が存在しないために、カヴァラトラキア地方の主都の役割を担っている。

カヴァラ県の東部の県境には、ネストス川が流れる。エーゲ海上のタソス島は、2010年までカヴァラ県に含まれていたが、2011年よりタソス県となっている。

カヴァラ県の西部にはパンゲオン山脈が連なり、タソス島にはイプサリオ山脈が走っている。県北部のカランテレなどでは、過疎化が起こっている。県の西はセレス県、北はドラマ県、東はクサンティ県にそれぞれ接している。また、県の海岸部および北部、東部、タソス島のほぼ全域は、農業に適した土地となっている。

気候

カヴァラ県の北部・東部・南部およびタソス島では、地中海性気候が見られる。一方で高地部では、冬が寒い大陸性気候が主に見られる。

行政区画

カヴァラ県

市(ディモス)

カヴァラ県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。

自治体名 綴り 政庁所在地 面積 Km² 人口
1 カヴァラ Καβάλα カヴァラ  (el 350.6 74,186
2 ネストス英語版 Νέστος フリスポリ  (el 674.6 23,486
3 パンゲオ英語版 Παγγαίο エレフテルポリ  (el 698.0 33,683

旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

カヴァラ県の旧自治体(1999年 - 2010年)

カリクラティス改革(2010年)以前の広域自治体(ノモス)としてのカヴァラ県は、以下の基礎自治体(ディモス)から構成されていた。改革後、旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。タソス島は2011年より別の行政区(タソス県)となっている。

旧自治体 綴り 政庁所在地 新自治体
1 カヴァラ Καβάλα カヴァラ カヴァラ
2 エレフテルポリ英語版 Ελευθερούπολη エレフテルポリ パンゲオ
3 エレフテレス英語版 Ελευθερές ネア・ペラモス  (el パンゲオ
4 タソス Θάσος タソス  (el タソス
5 ケラモティ英語版 Κεραμωτή ケラモティ ネストス
6 オリノ英語版 Ορεινό レカニ  (el ネストス
7 オルファニ英語版 Ορφάνι ガリプソス パンゲオ
8 パンゲオ英語版 Παγγαίο ニキシャニ  (el パンゲオ
9 ピエリス英語版 Πιερείς ムステニ  (el パンゲオ
10 フィリッピ英語版 Φίλιπποι クリニデス  (el カヴァラ
11 フリスポリ英語版 Χρυσούπολη フリスポリ ネストス

郡(エパルヒア)

ノモスとしてのカヴァラ県には以下の(エパルヒア)があったが、2006年以降法的な位置づけは行われていない。

郡名 綴り 中心地
カヴァラ郡 Καβάλα カヴァラ
パンゲオ郡  (en Παγγαίο エレフテルポリ
ネストス郡  (en Νέστος フリスポリ
タソス郡  (en Θάσος タソス

交通

外部リンク





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