カンガルー・アイビー(Kangaru ivy)
ブドウ科(grape ivy) これはブドウ科のアイビーです。ウコギ科のヘデラではありません。 オーストラリアが原産地なのでこのように呼ばれています。 ブドウ科のアイビーで日本のいたるところで見られるのはジャパニーズ・アイビーとかボストン・アイビーと呼ばれるものです。 これは秋になると一斉に紅葉して、その後すべて落葉します。 オー・ヘンリーの小説で日本では「最後の一葉」と訳されている作品をご存知でしょう。あの中に描かれているアイビーがこれです。 ブドウ科のアイビーには落葉するものとしないものがありカンガルー・アイビーやエレンダニカはしない方です。年中みどりを保つ点はウコギ科のアイビーと同じです。(エレンダニカは寒さに弱いので冬には室内に取り込みます) これらの葉のサイズは大葉で、長い触手のような蔓を伸ばしてそこらにあるものにからみつき、上にも下にも拡がります。ここがウコギ科のアイビーとは違う点です。 ウコギ科のアイビーは短い気根を出して石垣などを地道に一歩一歩這い上がります。それと較べるとブドウ科の連中はサーカスでもしているように派手に拡がります。 このオーストラリア産のアイビーが日本に紹介されたのは7年ほど前のことでした。国内で一種のブームのような状態がおこり、たくさんの苗が高い値段で売れたものでしたが今ではこの名前を知らない花屋さんがあるほどに冷めた状況です。日本人は流行を追うことに熱心ですがその熱が冷めるとケロリと忘れるようです。 (ジャパニーズ・アイビー参照) |
カンガルーアイビーと同じ種類の言葉
アイビーに関連する言葉 | ポイズンアイビー カンガルーアイビー ジャパニーズアイビー |
固有名詞の分類
アイビー | ロバータ・メジャー フロスティ カンガルー・アイビー グロリア・デ・マレンゴ デンタータ・ヴァリエガータ |
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