カバ (DO)の認定後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 23:29 UTC 版)
「カバ (ワイン)」の記事における「カバ (DO)の認定後」の解説
1986年にはスペインが欧州諸共同体(EC)に加盟し、スペインのワイン産地はEC法の制度下に置かれることとなった。EC法にはスペインのワイン法のような特別呼称の枠組みが存在せず、すべての高品質ワインに対して地理的範囲の画定を求めていたため、既存のカバワイン生産者の生産地域をなぞる形でカバ (DO)の範囲を画定させた。 カバワインの名はEC加盟時にすでに世界各国に知られており、1986年には輸出量が3,000万本を超えた。値段の割に品質が高いことが評価され、その頃から世界のスパークリングワイン市場を席巻し始めた。1998年には輸出量が国内消費量を上回り、1999年には総生産量が2億本を超えた。2010年の総生産量は約2億5,000万本に達しており、うち約1億5,000万本が国外に輸出されている。2010年代には約270社がカバワインを生産しており、スペインのスパークリングワイン産業はフランスに次いで世界第2位である。輸出量の観点でいえば、カバワインはリオハ・ワインをしのいでスペイン最大のワイン生産地域である。
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