カバによる襲撃説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:31 UTC 版)
アフリカではワニに次ぐ危険な動物であるカバに襲撃されたとする説もある。新王国時代には、ファラオがカバ狩りをした事実が確認されている。マネトによると、メネス王はカバによって殺されたと伝わっているほど、これは古くから知られている事実であった。カバ狩りでなくても、普通に沼地で狩りをしている時に、舟上から襲われた可能性もある。しかし、他のエジプト学者や、他分野の専門家はこの説に対し慎重な立場を取っている。ケニアの野生動物の専門家、エルスタス・カンガは、カバ説はありえないことではないとした上で、「もしカバに踏まれたとしたら人間の胸は確実につぶれる上に、かみつかれたら被害者のはらわたは抉り出されるであろう」と述べている。
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