カナダの精神保健
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:21 UTC 版)
カナダにおける精神障害12ヶ月有病割合(2011年)年齢9-1213-1920-2930-3940-4950-5960-6970-7980-8990+総数男性 15.1% 29.1% 28.7% 26.3% 19.5% 12.8% 10.6% 17.8% 28.3% 33.8% 18.7% 女性 15.6% 25.9% 28.1% 25.0% 20.6% 17.5% 17.6% 25.9% 36.7% 42.1% 20.9% カナダ人口に占める12ヶ月有病割合(2011年)男女総数不安障害/気分障害 7.9% 15.4% 11.7% 統合失調症 0.61% 0.61% 0.61% 物質乱用 8.6% 3.2% 5.9% 認知症 1.7% 2.6% 2.2% 精神障害すべて 18.7% 20.9% 19.8% カナダにおいては、20-29歳人口では28%以上、40歳までには2人に1人が、90歳までには男性の65%以上と女性の70%が、人生のある時点で精神障害を経験する。カナダの精神障害は670万人以上であり、これは糖尿病タイプ2患者(220万人)、心臓病患者(140万人)と比較される。 カナダ保健省配下のカナダ精神保健委員会(英語版)によれば、毎年5人に1人の市民が精神障害になり、労働人口の約21.4%が精神障害を経験し、精神保健問題の経済的コストは最低でも500億加ドル(GDPの2.8%)と推定され、労働生産性への影響は64億加ドル以上であるという。 また児童青年に対して早期予防を図ることで経済的コストを削減できるという強いエビデンスがあり、カナダ精神保健委員会は、もし新規の精神障害者を10%減らせたならば、少なくとも年間40億加ドルの経済的コストを削減できると推定している。
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