カザルスの政治姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:27 UTC 版)
「パブロ・カザルス」の記事における「カザルスの政治姿勢」の解説
カザルスは、スペイン内戦が勃発するとフランスに亡命し、終生フランコ独裁政権への抗議と反ファシズムの立場を貫いた。このことは、ナチス・ドイツに迎合する姿勢を示していたコルトーとの決別、カザルス三重奏団の解散へとつながった。 また、スペイン内戦を避けて1939年にプラドへ移り、第二次世界大戦後の1945年に演奏活動を一時的に再開するが、各国政府がフランコ政権を容認する姿勢に失望し、公開演奏停止を宣言する。この間、多くのチェリストがカザルスのレッスンを受けるためにプラドを訪れた。この時期カザルスに師事したチェリストに、モーリス・ジャンドロン、アンドレ・ナヴァラら、日本人では佐藤良雄、平井丈一郎、岩崎洸、上田真二らがいる。 1950年代後半からはアルベルト・シュヴァイツァーとともに核実験禁止の運動に参加した。
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