カウーゼン・WK5
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「メルツァリオ・A4」の記事における「カウーゼン・WK5」の解説
メルツァリオ・A4はカウーゼン・WK5の改訂版である。WK5は1978年から1979年にかけてカウーゼンが製作した一連のフォーミュラ1カーの最後のモデルであった。チームマネージャーのヴィリー・カウーゼンは、アーヘン応用科学大学の空気力学の専門家、ハンス・J・ゲルハルト教授、カール・クレーマー、エドゥアルト・イェーガーをプロジェクトに迎え、ここにフォードのエンジニアであったクラウス・カピッツァが加わった。彼らのいずれもレーシングカーの設計経験は無かった。チームはマシンの概念としてロータス・78に焦点を当てた。シャシー設計者は元ポルシェのエンジニアクルト・シャベックであった。最初のプロトタイプ、カウーゼン・WK1とWK2は車長が極端に短く、リアウィングが後部車軸に取り付けられたような珍しい特徴を持っていた。フロントウィングは装着されなかった。1979年シーズン実際に使用されたのはWK4とWK5であったが、これらはプロトタイプよりもはるかに一般的なデザインであった。技術的にはコスワースのエンジン、ヒューランドのギアボックス、コニのサスペンションを購入して組み合わせたシンプルなマシンであった。
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