カウンターシャフトブレーキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:26 UTC 版)
「ノンシンクロトランスミッション」の記事における「カウンターシャフトブレーキ」の解説
カウンターシャフトブレーキとはインプットシャフトと噛み合い逆回転しているカウンターシャフトにブレーキを掛ける装置のことである。 目的はクラッチブレーキと概ね同じ。クラッチを切った後でもしばらくの間インプットシャフト及びカウンターシャフトが惰性で空転するため、発進ギヤへの挿入の際に弾かれて手を痛めたり、ギヤを傷めたりギヤ鳴きをし即座に発進できない場合も多くそれらを抑止するために使用する。クラッチブレーキは操作者の意図しない時に作動する場合が多く、代わりにシフトレバーにブレーキスイッチを設け手動でカウンターシャフトを停止できるようにしたもの。日産ディーゼルCW67-GTなどに使用されていたイートンフラー製9段マニュアルトランスミッションに採用されていた。 いすゞ自動車の開発したスムーサーG(変速機)等に採用されている。スムーサーGの場合はカウンターシャフトの回転速度を制御しギヤ同士の同期を行う働きをしている。
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