オールド・カイロとは? わかりやすく解説

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オールド‐カイロ【Old Cairo】


オールド・カイロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 20:23 UTC 版)

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カイロのローダ島とオールド・カイロの間の水路
カイロのコプト地区 (Coptic Cairo) にある聖ゲオルギオス教会

オールド・カイロ英語: Old Cairoアラビア語エジプト方言: Masr el Adīma)は、エジプトカイロの一部であり、カイロ以前の首都であったフスタートなどのみならず、都市の多様な歴史によるそれぞれの他の要素において、それらの街の面影を有している。例えば、カイロのコプト地区 (Coptic Cairo) とその多くの古い教会およびローマ時代の防御設備の遺跡がある。現代の旅行者が訪れる場所としては、コプト博物館、バビロン要塞、ハンギング教会 (Hanging Church) やその他のコプト正教会、ベン・エズラ・シナゴーグ (Ben Ezra Synagogue) およびアムル・イブン・アル=アースモスクなどがある。バビロン要塞はローマ時代要塞であり、そこにエジプトのキリスト教徒(コプト)の最も古い教会のうちの多くが建てられた。カウント・ガブリエル・ハビブ・サカキニ・パシャ(Count Gabriel Habib Sakakini Pasha, 1841–1923年)は、彼の時代によく知られた名であり、1897年にはサカキニ (Sakakini) 地区に宮殿や教会を建設し[1]、またオールド・カイロにカトリック教会の墓地を設立した[2]

歴史

15世紀後半に、2つの最後の大きな変化が、カイロのブラク (Bulaq) 港、および都市の北西域にある al-Azbakiyyah と呼ばれる地区で起こった。都市の周辺は、西暦1798年にフランスの遠征によりなされた地図によると過去300年間変わらなかった。1428年、キプロスのバイバルスの征服で、ブラクがカイロの主要港になった。15世紀末までには、ブラクは misr al-Qadima (オールド・カイロ)から主要な商業港としての役割を引き継いでいた。

脚注

  1. ^ Samir Raafat (1997年4月5日). “SAKAKINI PALACE: HOW ABOUT THE PALACE THAT TURNS A HUNDRED YEARS OLD THIS YEAR?”. Egy.com. 2013年6月9日閲覧。
  2. ^ Asma el Bakri (Report on Sakakini Pasha's granddaughter)”. Alex Cinema. 2013年6月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯30度01分 東経31度14分 / 北緯30.017度 東経31.233度 / 30.017; 31.233


オールド・カイロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 04:29 UTC 版)

カイロ」の記事における「オールド・カイロ」の解説

詳細は「オールド・カイロ」を参照 新市街からナイル川沿いに南には、オールド・カイロがある。ここはカイロで最も古い市街地であり、コプト教徒多く住む地域でもある。コプト地区にはコプト博物館ギリシア正教会修道院ユダヤ教シナゴーグなどがある。コプト地区北側には、アムル・イブン・アル=アース・モスクがあり、その東側にはカイロ発祥の地であるフスタート遺跡がある。12世紀大火により焼失し一度再建されたものの14世紀ペストの蔓延によって放棄され以降、この地は廃墟となっている。そのさらに昔の、ローマ帝国ビザンツ帝国時代支城であるバビロン遺構残っている。 オールド・カイロの対岸にはナイル川中州であるローダ島浮かんでいる。ローダ島南端には861年建てられナイル川水位計であるナイロメーター設置されている。

※この「オールド・カイロ」の解説は、「カイロ」の解説の一部です。
「オールド・カイロ」を含む「カイロ」の記事については、「カイロ」の概要を参照ください。

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