オーケン石とは? わかりやすく解説

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オーケン石(Okenite)

オーケン石
Bombay,India
Ca5Si9O23.9H2O 標本の幅約6cm

一見は綿の様な鉱物です。

オーケン石(Okenite)

オーケン石 オーケン石
山梨県大月市初狩
Ca5Si9O23.9H2O 画像の幅約2.8cm、7cm

淡い褐色帯びた針状結晶放射状集合体がオーケン石です。
この産地では玄武岩中に菊花状をしたオーケン石が見つかります
オーケン石はインド産の美し標本が有名ですが、国内ではこのような
外観で見つかります

オケナイト

(オーケン石 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/08 00:52 UTC 版)

オーケン石
オーケン石とギロル石(インド産)
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 CaSi2O5·2H2O
結晶系 三斜晶系
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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オケナイト (okenite) は、オーケン石とも呼ばれる鉱物。別名:ラビットテール

化学組成はCaSi2O5・2H2O、結晶系三斜晶系硬度:5、比重:2.28 - 2.33、:白。

ふわふわとしたウサギのような外観を持つため、鉱物のイメージとは遠い。日本ではケサランパサランにも擬せられている。

特徴

細いガラス状の繊維放射状に伸び、多くは綿ボールのようなクラスターを作る。これを「コットンボール・クラスター」と呼ぶ。見た目同様ビロードのような感触であり、汚れを吸着しやすい。オケナイトは火山性の小型の晶洞(空洞)の内側を覆うように密集しクラスターを形成する。これは「オケナイト晶洞」と呼ばれ玄武岩の産地であるインドデカン高原から魚眼石、ギロル石、沸石などを伴って産出されることが多い。

産業用に利用されることはないが、装飾用あるいはパワーストーンとして珍重される。

ケースなどで梱包など保護をせず裸石の場合折れたり分離した破片が身体に刺さったり呼吸器に吸入すると非水溶性、非生体親和性の繊維状珪酸物質なので体内に残留する可能性があるので石綿同様に健康被害が出る危険性がある。

名前の由来

名前はドイツ自然科学者ローレンツ・オーケン(1779 - 1851)にちなむ。

参考文献

関連項目

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