オケナイトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 鉱物 > 鉱物 > オケナイトの意味・解説 

オケナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/08 00:52 UTC 版)

オーケン石
オーケン石とギロル石(インド産)
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 CaSi2O5·2H2O
結晶系 三斜晶系
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

オケナイト (okenite) は、オーケン石とも呼ばれる鉱物。別名:ラビットテール

化学組成はCaSi2O5・2H2O、結晶系三斜晶系硬度:5、比重:2.28 - 2.33、:白。

ふわふわとしたウサギのような外観を持つため、鉱物のイメージとは遠い。日本ではケサランパサランにも擬せられている。

特徴

細いガラス状の繊維放射状に伸び、多くは綿ボールのようなクラスターを作る。これを「コットンボール・クラスター」と呼ぶ。見た目同様ビロードのような感触であり、汚れを吸着しやすい。オケナイトは火山性の小型の晶洞(空洞)の内側を覆うように密集しクラスターを形成する。これは「オケナイト晶洞」と呼ばれ玄武岩の産地であるインドデカン高原から魚眼石、ギロル石、沸石などを伴って産出されることが多い。

産業用に利用されることはないが、装飾用あるいはパワーストーンとして珍重される。

ケースなどで梱包など保護をせず裸石の場合折れたり分離した破片が身体に刺さったり呼吸器に吸入すると非水溶性、非生体親和性の繊維状珪酸物質なので体内に残留する可能性があるので石綿同様に健康被害が出る危険性がある。

名前の由来

名前はドイツ自然科学者ローレンツ・オーケン(1779 - 1851)にちなむ。

参考文献

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

オケナイトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オケナイトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオケナイト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS