オレゴン・シティ (重巡洋艦)とは? わかりやすく解説

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オレゴン・シティ (重巡洋艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 14:32 UTC 版)

艦歴
発注:
起工: 1944年4月8日
進水: 1945年6月9日
就役: 1946年2月16日
退役: 1947年12月15日
除籍: 1970年11月1日
その後: 1973年に廃棄
性能諸元
排水量: 13,700 トン
全長: 673 ft 5 in
全幅: 70 ft 10 in
吃水: 26 ft 4 in
機関: ゼネラル・エレクトリックタービン
120,000shp
最大速: 32.4 ノット
兵員: 士官、兵員1,142名
兵装: 8インチ砲9門、5インチ砲12門、
40mm機銃48基、20mm機銃20基
搭載機: 偵察機4機

オレゴン・シティ(USS Oregon City, CA-122)は、アメリカ海軍重巡洋艦オレゴン・シティ級重巡洋艦の1番艦。艦名はオレゴン州オレゴンシティに因む。

艦歴

オレゴン・シティは1944年4月8日にマサチューセッツ州クインシーベスレヘム・スチール社、フォアリバー造船所で起工し、1945年6月9日にオレゴン・シティのコミッショナーであるレイモンド・P・キャンフィールドの夫人によって進水する。進水式典にはビング・クロスビーも列席し、その様子は新聞やラジオで報じられた。1946年2月16日にバーネット・K・カルヴァー艦長の指揮下就役した。

就役式典のプログラムには

「U.S.S.オレゴン・シティは州と同名の歴史ある都市に因んで命名された。オレゴン・シティは西部で最も古い政庁所在地であり、オレゴン州の最初の首都である。それはウィラメット川の川岸に所在し、一世紀前に有名なジョン・マクローリン博士によって建設された。」
「U.S.S.オレゴン・シティはその名の都市と同様に一番であると思われる。同級初の重巡洋艦として、オレゴン・シティは偉大なる都市の遺産を引き継ぐ。」

と記述された。

オレゴン・シティは1946年3月31日にボストンを出港し、グアンタナモ湾で調整後5月半ばにボストンに帰還した。

オレゴン・シティは7月3日に第4艦隊の旗艦となり、同月の残りはフィラデルフィアの波止場で予備役兵の訓練を行う。10月6日から10月19日まで、バミューダで戦後の予備役訓練を行い、その後ボストンへ向かい乗員を減らされた状態で同港に留まる。1947年1月に第2艦隊へ配属され、乗組員は定数まで補充される。3月30日にグアンタナモ湾へ出航し、3週間の訓練後ボストンに帰還、6月6日まで留まる。6月21日にアナポリスで海軍兵学校生を乗艦させると、パナマ運河地帯からカリブ海に向かい、例年の夏季巡航を行う。

オレゴン・シティは8月中旬にノーフォークで海軍兵学校生を下艦させると、フィラデルフィアへ向かい不活性化の準備に入る。1947年12月15日に退役し、1970年11月1日に除籍、その後1973年にスクラップとして廃棄された。

オレゴン・シティの艦内時鐘はオレゴン州に贈呈され、オレゴン・シティのオレゴン準州博物館に展示されている。

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