オランダ海軍との同盟
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「三百三十五年戦争」の記事における「オランダ海軍との同盟」の解説
ネーデルラント連邦共和国(オランダ)海軍は、議会軍と同盟を組んでいた。オランダは、八十年戦争(1568年 - 1648年)の過程でエリザベス1世に始まり代々のイギリス統治者から援助を受けていた。1648年1月30日のミュンスター条約(Peace of Münster)によりオランダはスペインからの独立を獲得した。オランダはイギリスとの同盟を維持し続けようと努めており、内戦において勝ちそうな側と同盟を組もうとしていた。 オランダ海軍は、シリー諸島を根拠地とする国王軍海軍の攻撃による被害に悩まされていた。マールテン・トロンプ提督はシリー諸島へ赴き、国王軍艦隊によって拿捕された船舶や積み荷などへの賠償を要求した。 ブルストロード・ホワイトロック(英語版)の記録によれば、1651年4月17日付けの書簡で「トロンプはペンデニス城(英語版)へ来て、オランダの船舶と積み荷への賠償を要求し、受け入れられなければ宣戦布告すると語った」とある。 イングランドの大半は議会軍の手にあったため、宣戦はシリー諸島に対してのみ布告された。
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