オペランドの個数による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/16 04:06 UTC 版)
「命令 (コンピュータ)」の記事における「オペランドの個数による分類」の解説
0アドレス命令形式 処理対象のデータがスタックに格納されているコンピュータで使用される。例えば、加算や乗算などの演算は、スタックの上二つを取り出して演算結果をスタックにプッシュする。よって、命令語は、ADD, MULのように一語で表現できる。 1アドレス命令形式 加算や乗算の対象となる二つのデータのうち、少なくとも一方がレジスタ上に存在しなくてはならない命令形式。たとえば、「ADD レジスタA メモリX」(レジスタAの中身とメモリXの中身の和をレジスタAに保存せよ)という命令は書けても、「ADD メモリX メモリY」などとは書けない。演算対象にしたいデータは、一旦、レジスタにロードする必要がある。 2アドレス命令形式 演算対象の二つの数値が共にメモリに存在していても、演算できる方式。例えば、「ADD メモリX メモリY」(メモリXの中身とメモリYの中身の和をメモリXに保存せよ)という命令が使える。 3アドレス命令形式 2アドレス命令形式に対し、データの保存場所を指定できるようにしたもの。例えば、「ADD メモリX メモリY メモリZ」(メモリYの中身とメモリZの中身の和をメモリXに保存せよ)という命令が使える。
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