オフィールと見なされたモノモタパ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 00:51 UTC 版)
「モノモタパ王国」の記事における「オフィールと見なされたモノモタパ」の解説
ルネサンス後、『旧約聖書』中に登場するシバ王国の首都オフィールへの関心が高まり、ポルトガル人はアフリカの奥地にソロモン王の鉱山が存在するという情報をいくらかもたらした。モノモタパと呼ばれる王がオフィールを支配するといわれ、富と権力を有する王の伝説はプレスター・ジョン伝説や黄金郷エル・ドラードの伝説と同列に置かれていた。1560年に宣教師ゴンサーロ・ダ・シルヴェイラが訪れた当時のモノモタパ王国の首都はファロと呼ばれる山の上に位置しており、オフィールと似たファロという地名が伝説の信憑性を高める一因になったとも言われる。 オフィールが南アフリカのモノモタパ王国にあるという迷信は、16世紀のポルトガル人によるソファラの後背地の探検の動機の一つとなった。1514年からのアントニオ・フェルナンデスの探検を皮切りに、彼が持ち帰ったモノモタパの国やソロモン王の財宝の情報を手がかりに、多くの探検者がザンベジ川をさかのぼった。
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