オックスフォード大学の銅像撤去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:39 UTC 版)
「セシル・ローズ」の記事における「オックスフォード大学の銅像撤去」の解説
2020年6月、米国ミネアポリス近郊でおきた白人警官による黒人男性ジョージ・フロイド暴行死亡事件に端を発した一連のデモ(2020年ミネアポリス反人種差別デモ)がその人種差別の起源でもある欧州、英国へと飛び火し、各地で奴隷貿易や白人至上主義に関連した銅像がデモ参加者や暴徒によって引きずりおろされたり、落書きされたり、ブリストル湾に投げ込まれたりした(エドワード・コルストンの像)。この運動の盛り上がりを受け、オックスフォード大学は構内に設置されていたローズの銅像を撤去する決定を下した。ローズは同大学に多額の寄付をし、奨学生を生むなど少なからぬ貢献をしていた。元英国保守党のダニエル・ハンナンはツイッタ―上で「(奨学金制度による)ローズの寛大さは、何千人もの若者が教育を享受することを可能にしました。ローズの死からわずか5年後に最初の黒人学生が奨学金を得てもいる。恩人をこのように扱う大学にだれが寄付をしますか?」と述べた。
※この「オックスフォード大学の銅像撤去」の解説は、「セシル・ローズ」の解説の一部です。
「オックスフォード大学の銅像撤去」を含む「セシル・ローズ」の記事については、「セシル・ローズ」の概要を参照ください。
- オックスフォード大学の銅像撤去のページへのリンク