オスモキシロン・リネアレ
オスモキシロン・リネアレ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/06 13:18 UTC 版)
オスモキシロン・リネアレ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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オスモキシロン・リネアレの花序
(2024年11月 名古屋市 東山動植物園) |
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Osmoxylon lineare (Merr.) Philipson | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
オスモキシロン・リネアレ |



オスモキシロン・リネアレ(学名:Osmoxylon lineare [1])はウコギ科コウトウヤツデ属の常緑低木。
属名は「匂いのある木」を意味し、種小名は線形の小葉の形にちなむ[2]。
特徴
樹高3mまで。葉は互生して掌状複葉となり、小葉は4–6枚で線状、やや革質、葉裏は粉白緑色で長さ13–20cm、幅1–1.5cm。花は頂生する花序につく。花序は短い花柄の先に黒色の果実に見える不稔花(偽果)と、長さ3–3.5cmの花序茎の先につく球状の花序からなる。雌花が先に、雄花は遅れて咲く。黄色の斑が入る品種(バリエガタ 'Variegata')もある[3][4][2]。
分布と生育環境
フィリピン[2]、マレーシア原産。原産地では渓流などに生育[4]。
利用
観葉植物としてよく栽培される[3]。
コウトウヤツデ属
コウトウヤツデ属 Osmoxylonはマレーシア、フィリピン、台湾などの熱帯地方原産で、約50〜60種あるとされる[3][4][2]。2025年8月現在、POWOでは61種を認めている[5]。
脚注
参考文献
- 横井政人 著「オスモクシロン・リネアレ」、岩槻邦男ら監修 編『朝日百科 植物の世界』 3巻、朝日新聞社、東京、1997年、139頁。ISBN 9784023800106。
- 日本インドア・グリーン協会「オスモキシロン・リネアレ」『熱帯植物図鑑』誠文堂新光社、東京都文京区、2020年。 ISBN 9784416918852。
- 沖田原耕作「オスモキシロン・リネアレ」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。 ISBN 9784909366832。
外部リンク
- オスモキシロン・リネアレ GKZ植物事典
- オスモキシロン・リネアレ 植物園の仲間たち 東山動植物園
- オスモキシロン・リネアレ 花しらべ
- オスモキシロン・リネアレ 温室植物のみどころ情報【2023年9月6日号】 (一財)国民公園協会 新宿御苑
- オスモキシロンのお花 シンガポール熱帯植物だより+あるふぁ
固有名詞の分類
- オスモキシロン・リネアレのページへのリンク