オキナとマクロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:56 UTC 版)
「ʻ」および「マクロン」を参照 現代ハワイ語正書法では、ラテン文字の他にアクセント符号として、オキナ(声門閉鎖音符号、ハワイ語: ʻokina)とマクロン(長音符号、ハワイ語: kahakō)を付加する。 オキナはハワイ語の表記に用いられるアポストロフィに似た形の字母のこと。子音の一種・声門閉鎖音 [ʔ] を表す文字である。たとえば、「ハワイ」「オアフ」の本来の発音はそれぞれ [ha.ˈvai.ʔi]、[o.ˈʔa.hu] (IPA)であるが、これをそれぞれ Hawaiʻi、Oʻahu のように綴る。 ユニコードなどでは正式には「ʻ」(U+02BB)を用いるが、対応していないフォントやウェブブラウザでは正しく表示されないので、シングルクォートの開き「‘」(U+2018)が妥協案。グレイヴ・アクセント「`」 (U+0060) や下が太い引用符を使うこともしばしばある。 マクロンは長母音を現わすので母音の上に置かれて、「ā ē ī ō ū Ā Ē Ī Ō Ū」のように表現する。1821年ごろ、宣教師ハイラム・ビンガム(Hiram Bingham I)などがハワイ語の書き言葉を作った時に、出身地のボストンにこうした文字フォントをリクエストしたが作ってくれず、その後オキナやマクロンがないテキストが横行した。
※この「オキナとマクロン」の解説は、「ハワイ語」の解説の一部です。
「オキナとマクロン」を含む「ハワイ語」の記事については、「ハワイ語」の概要を参照ください。
- オキナとマクロンのページへのリンク