エンガチョの形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 18:34 UTC 版)
エンガチョは「糞便を踏んでしまう」「トイレの便器に触れてしまう」など、誰かが不浄なものに触れた瞬間を第三者に目撃された段階が起点となる。不浄なものを触れた者は、当該部位を別の第三者にこすり付ける事で穢れから解放されるが、第三者が「エンガチョ」と叫び、印を結ぶと防御することが出来る。民俗学者京馬伸子が1990年『民俗』に発表した論文『子どもとケガレを考える - エンガチョを中心に』ではエンガチョの印に関して複数の形態を図説している。基本的に触れられると移る、という理念の下に幼児の鬼ごっこなどに適用される。実に不思議なことに、誰が教えたか不明のまま幼児の間にいつの間にか流行して定着する現象が半世紀に渡って続いている。 両手を用いて人差し指と親指で輪を作って交差させる。 右手の人差し指と中指を交差させる。「en:Crossed fingers」も参照 右手の中指と薬指を交差させる。 親指を人差し指と中指の間に入れて握り拳を作る。「邪視」も参照 人差し指と親指で輪を作る。 両手の人差し指を繋ぎ、第三者に切り離して貰う。 こうした指の形態に加えて腕や脚を交差することで、エンガチョはより強い防御力を発揮することができる。
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