エリオ・ディルポとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エリオ・ディルポの意味・解説 

エリオ・ディルポ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/13 08:24 UTC 版)

エリオ・ディルポ
Elio Di Rupo
エリオ・ディルポ
生年月日 (1951-07-18) 1951年7月18日(73歳)
出生地 ベルギー モルランウェ
出身校 モンス・エノー大学
リーズ大学
所属政党 ワロン系社会党
公式サイト 首相官邸のサイト(フランス語)

在任期間 2011年12月6日 - 2014年10月11日
国王 アルベール2世
フィリップ

ワロン地域
第8・10・14代政府首相
在任期間 1999年7月15日 - 2000年4月4日
2005年10月6日 - 2007年7月20日
2019年9月13日 - 現職
国王 アルベール2世
フィリップ
テンプレートを表示

エリオ・ディルポ(フランス語:Elio Di Rupo1951年7月18日 - )は、ベルギー政治家。現在、同国ワロン地域政府首相。第68代ベルギー首相を務めた。同性愛者である事を公表している[1]。同性愛者である事を公表して首相に就任したのは、アイスランドヨハンナ・シグルザルドッティル以来2人目である。また、インタビュー本(Van de Woestyne,Francis (2011) Elio Di Rupo Une vie, une vision,Edition Racine)によると、無神論者であることも公言している。

略歴

1951年7月18日にモルランウェにて、イタリア移民の子として誕生する。インタビューによると、父親はサン・ヴァレンティーノ・イン・アブルッツォ・チテリオーレ出身で、1947年から1948年にかけてベルギー南部に移住し、その後母親と6人の兄・姉をイタリアから呼び寄せた。フランス語を母語として話す。オランダ語も話すが、苦手で間違いが多いとされる。一応英語も話すことができ、そのシーンを動画サイトで確認することができる。

1999年にワロン地域政府の首相に就任しており(2000年まで)、以降2020年までに3度務めている。2期目は2005年から2007年、3期目は2019年から現職である[2]2000年にはモンスの市長に就任した。

ベルギー中央政府は2010年総選挙以来連立交渉が難航し、新政権を発足させられずにいた。2011年5月に国王アルベール2世はディルポを組閣担当者(Formateur)に指名した。同年9月にブリュッセル周辺の選挙区割り問題(いわゆるBHV問題)で各党合意を達成すると、欧州債務危機の深刻化に背中を押される形で、危機克服のための連立合意にこぎつけた。同年12月にディルポは首相に就任し、これによって535日間にも及ぶ暫定政権に終止符が打たれた[3]。ワロン系の首相は1974年以来である[4]。2014年10月に退任した。

脚注

外部リンク

公職
先代
イヴ・ルテルム
ベルギー首相
第68代:2011年12月6日 - 2014年10月11日
次代
シャルル・ミシェル



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エリオ・ディルポ」の関連用語

エリオ・ディルポのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エリオ・ディルポのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエリオ・ディルポ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS