エジプトの豆売り娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「エジプトの豆売り娘」の解説
エジプト豆売りに三人の娘がおり、帝王の王子は末娘に懸想していたが、娘たちは王子をからかい通していた。王子が豆売りを脅して難題を仕掛けてくると、軽く解き明かしてみたばかりか、間髪をいれず逆襲し、魔神の姿をして脅かし気を失った王子に馬糞を食わせ、両眉、片髭、片髪をそり落としてしまい、さんざんに嘲弄する。 思いあまった王子は、豆売りの首をはねると脅して末娘との結婚を承諾させると、姉妹は砂糖菓子で末娘の人形をつくり、寝室に寝かせた。これまでの侮辱の数々を思い出した王子が剣を抜いて砂糖菓子の頭に一撃を加えると、菓子はこなごなに砕けてそのかけらが王子の口に入る。思いがけない甘露に後悔を催した王子が腹を切ろうとすると、本物の末娘があらわれる。彼らはお互いを許すことにし、以後繁栄を極めた。
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