エイサ・サーストンとは? わかりやすく解説

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エイサ・サーストン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 09:07 UTC 版)

エイサ・サーストンと妻ルーシー
エイサ・サーストンが創設したモクアイカウア教会(1900年の写真)

エイサ・サーストン英語: Asa Thurston1787年10月12日 - 1868年3月11日)と妻のルーシー・グッデイル・サーストン英語: Lucy Goodale Thurston)は、アメリカ合衆国からハイラム・ビンガムらと共にハワイ王国へ行き、初めてキリスト教を伝えた宣教師である。

エイサ・サーストン

エイサ・サーストンはマサチューセッツ州フィッチバーグ生まれで、両親はトマス・サーストンとリディア(Lydia (Davis) and Thomas Thurston)であった。22歳まではなど農具作りの職人であったが、1816年にイェール大学を卒業して、1819年にアメリカ会衆派アンドーヴァー神学校を出ている。

1820年にルーシー・グッデイルと結婚して、神学校同窓のハイラム・ビンガムなどと共に会衆派教会から選ばれて、アメリカン・ボードの宣教師としてハワイ王国へ渡った。ビンガムはハワイではじめてのキリスト教教会である「モクアイカウア教会」をハワイ島カイルア・コナに建て、後にオアフ島ホノルルに「カワイアハオ教会」を建てた。

サーストン夫妻は数年間故郷のニューイングランドカリフォルニアへ旅行した以外は、ハワイに留まり、ハワイでキリスト教化に尽くした。

サーストンはハワイ島をくまなく回った。ハワイ火山国立公園にあるサーストン溶岩洞(Thurston Lava Tube)は彼の名前からきている。

晩年病気になってホノルルで亡くなった。

ハワイ語訳聖書

サーストンはビンガムや他の協力者たちと『キリスト教聖書』全書(新約聖書旧約聖書)をハワイ語へ翻訳した[1]四福音書1828年に翻訳され、残りの新約聖書1832年旧約聖書1839年に翻訳された。1868年には改訂されている。最近の研究では、翻訳の原稿はサーストンが全体の25%、ビンガムが20%(全体の作業まとめも行った)、その後ホノルルへ宣教師として来たアーテマス・ビショップ(Artemas Bishop)が14%(最初の改訂も)、残りは数人で行ったといわれる[2]

ルーシー・グッデイル・サーストン

ルーシー・グッデイルはマサチューセッツ州マールボロに、父は教会執事を務めたアブナー・グッデイル(Abnor Goodale)である。ブラッドフォード・アカデミー(Bradford Academy)を卒業して、学校教師を勤めた。エイサ・サーストンと結婚して、ハワイ王国へ赴き、彼を助け、ハワイ先住民の教育などにも尽くして、そこで亡くなっている。

子孫

サーストン夫妻の子孫はハワイとアメリカで様々に活躍した。曾孫のローリン・サーストン(Lorrin A. Thurston、1857年 – 1931年)は1893年のハワイ王朝転覆(Overthrow of the Kingdom of Hawaii)に加担している。

脚注

関連項目

外部リンク


エイサ・サーストン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/06 15:07 UTC 版)

「エイサ・サーストン」の記事における「エイサ・サーストン」の解説

エイサ・サーストンはマサチューセッツ州フィッチバーグ生まれで、両親はトマス・サーストンとリディアLydia (Davis) and Thomas Thurstonであった22歳までは鎌など農具作り職人であったが、1816年イェール大学卒業して1819年アメリカ会衆派アンドーヴァー神学校出ている。 1820年にルーシー・グッデイルと結婚して神学校同窓ハイラム・ビンガムなどと共に会衆派教会から選ばれて、アメリカン・ボード宣教師としてハワイ王国渡ったビンガムハワイではじめてのキリスト教教会である「モクアイカウア教会」をハワイ島カイルア・コナに建て、後にオアフ島ホノルルに「カワイアハオ教会」を建てたサーストン夫妻数年故郷ニューイングランドカリフォルニアへ旅行した以外は、ハワイ留まりハワイキリスト教化尽くしたサーストンハワイ島くまなく回ったハワイ火山国立公園にあるサーストン溶岩洞Thurston Lava Tube)は彼の名前からきている。 晩年病気になってホノルル亡くなった

※この「エイサ・サーストン」の解説は、「エイサ・サーストン」の解説の一部です。
「エイサ・サーストン」を含む「エイサ・サーストン」の記事については、「エイサ・サーストン」の概要を参照ください。

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