ウルフWR7とは? わかりやすく解説

ウルフ・WR7

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 16:48 UTC 版)

ウルフ・WR7/WR8/WR9
ケケ・ロズベルグがドライブするウルフ・WR7、1979年イモラ
カテゴリー F1
コンストラクター ウォルター・ウルフ・レーシング
デザイナー ハーベイ・ポスルスウェイト
先代 ウルフ・WR6
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
エンジン フォード-コスワース DFV
トランスミッション ヒューランド FGA 400 5速 MT
重量 585kg
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム オリンパスカメラ ウルフ・レーシング
ドライバー 20. ジェームズ・ハント
20. ケケ・ロズベルグ
初戦 1978年アルゼンチングランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
6 0 0 0
テンプレートを表示

ウルフ・WR7 (Wolf WR7) は、ウォルター・ウルフ・レーシング1979年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。設計者はハーベイ・ポスルスウェイト。決勝最高成績は8位。

概要

設計

グラウンド・エフェクト効果を得るために、完全なウイングカーとしてWR7は製作された。しかし、昨年の車であるWR6よりも順位が低下。結局1979年シーズンはノーポイントに終わる。この年はオリンパスがスポンサーとなったため、昨年までの紺色ではなく、黒色の車体に金色の文字となった。

1979年末に合併したフィッティパルディで改良され、1980年にF7としてデビューした。

ウルフのシャーシの名称はWR1からWR9まであるが、このうちWR8とWR9はWR7と同一である。

シーズン

ドライバーは3シーズン前のワールドチャンピオンであるジェームズ・ハントを迎えて開幕するが、第7戦モナコGPをリタイヤで終えるとハントは「ドライバーの腕だけでは上位進出など望めなくなっているF1に対して急激に冷めてしまった。興味が無くなった。」として完全引退を宣言、グランプリから去ってしまった[1]。このため後任にはまだ入賞経験が無かったケケ・ロズベルグを起用した。しかしロズベルグも第8戦フランスGPでの9位が唯一の完走となり、苦戦のシーズンとなった。同年を最後にウルフはフィッティパルディ(コンストラクター名はコパスカー)に吸収合併され、消滅した。

スペック

使用シャーシ

ウォルター・ウルフ・レーシング

  • WR7
    • 1979年第1戦-第3戦,第5戦,第7戦,第9戦
  • WR8
    • 1979年第4戦,第6戦,第8戦,第10戦,第13戦,第15戦
  • WR9
    • 1979年第11戦-第12戦,第14戦,第15戦

記録

脚注

  1. ^ JAMES HUNT the Biography 人々を魅了した愛すべき男の一生 F1グランプリ特集 vol.67 86-87頁 1995年1月16日発行




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウルフWR7」の関連用語

ウルフWR7のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウルフWR7のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウルフ・WR7 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS