ウイルス組み立て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:28 UTC 版)
T4ファージの場合、新しいウイルス粒子の組み立てには、ファージの形態形成中に触媒的に作用するヘルパータンパク質の助けが必要である。最初に基盤が組み立てられ、その後、尾部がその上に構築される。別々に組み立てられた頭部カプシドは、自発的に尾部と一緒に組み立てられる。ファージT4ビリオンの組み立ての際には、ファージ遺伝子がコードする形態形成タンパク質が特徴的な配列で相互作用する。ウイルス感染時に産生されるこれらのタンパク質のそれぞれの量を適切なバランスで維持することが、正常なファージT4の形態形成に重要であると考えられている。DNAは頭部内に効率的に充填される。全体のプロセスは約15分で終了する。
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