ウイルス耐性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 10:10 UTC 版)
「テナガザル白血病ウイルス」の記事における「ウイルス耐性」の解説
Retroviruses and Insights into Cancer Journalに発表された研究では、元のエンベロープ遺伝子から部分的にプロウイルス配列が転写されることにより、テナガザルにおいてウイルス耐性がもたらされる可能性が言われている。 GaLVエンベロープ遺伝子の発現は、高ウイルス血症のテナガザルに長期間曝露されたにもかかわらず無症候のテナガザルで見られた。したがって、複製能力のあるGaLVがない状態でGaLVエンベロープが発現することより、GaLV感染に耐性を示した可能性がある。 さらに、病気に感染した証拠のないテナガザルにおいて、レトロウイルスに対する抗体が確認されていることから、GaLVに対する自然の免疫学的耐性の存在すると示唆される。
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