霞ヶ浦での大流行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 08:39 UTC 版)
「コイヘルペスウイルス」の記事における「霞ヶ浦での大流行」の解説
2003年10月、霞ヶ浦において養殖鯉の大量死が発生。茨城県内水面水産試験場での検査結果を受け11月2日に農林水産省はコイヘルペスウイルスが大量死の原因であると公表し、これにより日本国内へのコイヘルペスの持込みが確認された。11月2日、茨城県は出荷自粛を指導し、11月12日には持続的養殖生産確保法にもとづいてコイの移動禁止命令を出した。しかし、広大な湖に拡散したウイルス駆除は不可能であるため、養殖鯉業者が感染拡大を防ぐためにすべての養殖鯉を処分。全業者が事実上廃業状態となった。2007年現在、養殖再開に向けてウイルス耐性を持った鯉の研究が進んでいる。
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