ウイルスに対する効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/30 00:47 UTC 版)
「ラクトフェリン」の記事における「ウイルスに対する効果」の解説
ラクトフェリンはC型肝炎ウイルス(HCV)のエンベロープに結合することで、標的細胞への浸入を阻害する。ウシラクトフェリンをC型肝炎の患者に経口投与すると、血中のHCV濃度が低下することが報告されている。ラクトフェリンはHCVの他、B型肝炎ウイルス(HBV)・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)・単純ヘルペスウイルス(HSV)・ヒトサイトメガロウイルス(CMV)・ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)の複製を阻害することが明らかになっている。また、ラクトフェリンは消化管細胞の表面に結合することで、ノロウイルスやロタウイルスの細胞への感染を防ぎ、発症した場合でも症状を緩和する報告がある。
※この「ウイルスに対する効果」の解説は、「ラクトフェリン」の解説の一部です。
「ウイルスに対する効果」を含む「ラクトフェリン」の記事については、「ラクトフェリン」の概要を参照ください。
- ウイルスに対する効果のページへのリンク