イゴール・トゥドールとは? わかりやすく解説

イゴール・トゥドール

(イーゴル・トゥドル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 01:56 UTC 版)

イゴール・トゥドール
ウディネーゼ監督時代(2018年)
名前
ラテン文字 Igor TUDOR
基本情報
国籍 クロアチア
生年月日 (1978-04-16) 1978年4月16日(45歳)
出身地 ユーゴスラビアスプリト
身長 193cm
体重 90kg
選手情報
ポジション DF (CB), MF (DH)
利き足 右足
ユース
ハイドゥク・スプリト
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1995-1999 ハイドゥク・スプリト 58 (3)
1996 トロギル 5 (1)
1999-2007 ユヴェントス 110 (15)
2005-2006 シエーナ 39 (2)
2007-2008 ハイドゥク・スプリト 8 (1)
通算 220 (22)
代表歴
1997-2006 クロアチア 55 (3)
監督歴
2012-2013 ハイドゥク・スプリト U-17
2013-2015 ハイドゥク・スプリト
2015-2016 PAOK
2016-2017 カラビュックスポル
2017 ガラタサライ
2018 ウディネーゼ
2019 ウディネーゼ
2020 ハイドゥク・スプリト
2020-2021 ユヴェントス(アシスタント)
2021-2022 ヴェローナ
2022-2023 マルセイユ
2024- ラツィオ
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

イゴール・トゥドール(Igor Tudor、1978年4月16日 - )は、クロアチアスプリト出身の元同国代表の元サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはディフェンダーミッドフィールダー

経歴

現役時代

クロアチア代表では1998年のワールドカップで3試合に出場[1]、3位入賞を果たした。2006年のワールドカップでも3試合に出場、通算55試合3得点[1]

193cmという恵まれた体躯で空中戦に強く、そのヘディングはコーナーキックの時も大きな威力を発揮し、ユヴェントスFCに所属していた2000-2001シーズンは6得点を記録。また、2001年にはクロアチア最優秀選手に選出されている。

2005年1月にACシエナにレンタル移籍。チームに欠かせない存在となっていたが、1シーズン半の在籍を経て、2006年からユヴェントスFCに復帰。2007年6月に地元ハイドゥク・スプリトへ復帰した。しかしながら、慢性的な怪我の状態から完全な回復をすることが難しく、ハイドゥクでも出場機会が限られた。これにより、2008年7月に30歳での現役引退を表明した。

指導者転身後

2009年からはハイドゥクに引き続き残り、アシスタントコーチを務めていた。2013年4月、ミセ・クリスティチェヴィッチ監督の辞任に伴い、監督に昇格した。

2015年6月18日PAOK FCの監督に就任した。

2016年6月18日カルデミル・カラビュックスポルの監督に就任した。

2017年2月15日ガラタサライSKの監督に就任した。2017-18シーズンはリーグ戦16試合で10勝2分け4敗の戦績を残し、首位のイスタンブール・バシャクシェヒルFKに1ポイント差の2位に導いていたが、ベシクタシュJK戦 (0-3)、さらに格下のイェニ・マラティヤスポル戦 (1-2)の連敗を受け、同年12月18日に解任された[2]

2018年4月24日ウディネーゼ・カルチョの監督に就任し[3]、4試合の指揮で2勝1分け1敗という好成績を残し、チームを残留に導き、シーズン終了後に退任。

2019年3月20日、成績不振で解任されたダヴィデ・ニコーラ監督の後任としてウディネーゼの監督に復帰した[4]

2019年12月23日、年明け1月より再びハイデュク・スプリトの監督に就任することが発表された[5]

2020年8月23日、ハイデュク・スプリトの監督を退任し、新監督アンドレア・ピルロ率いるユヴェントスFCのアシスタントコーチに就任した[6]

2021年9月14日エウゼビオ・ディ・フランチェスコの後任としてエラス・ヴェローナFCの監督に就任した[7]

2022年7月4日、オリンピック・マルセイユの監督に就任[8]。リーグ3位の好成績を残すも1シーズンのみで退任した。

2024年3月、SSラツィオの監督に途中就任[9]

監督成績

2022年5月28日現在
クラブ 就任 退任 記録
勝率
ハイドゥク・スプリト 2013年4月29日 2015年2月4日 78 35 21 22 132 105 +27 044.87
PAOK 2015年6月18日 2016年3月9日 45 17 17 11 68 45 +23 037.78
カラビュックスポル 2016年6月18日 2017年2月15日 21 8 3 10 27 33 −6 038.10
ガラタサライSK 2017年2月15日 2017年12月18日 34 19 4 11 67 47 +20 055.88
ウディネーゼ 2018年4月24日 2018年6月7日 4 2 1 1 5 7 −2 050.00
ウディネーゼ 2019年3月20日 2019年11月1日 22 9 4 9 23 31 −8 040.91
ハイドゥク・スプリト 2020年1月2日 2020年8月21日 18 9 1 8 32 24 +8 050.00
エラス・ヴェローナ 2021年9月14日 2022年5月28日 36 14 11 11 65 56 +9 038.89
マルセイユ 2022年7月4日 2023年6月1日 51 30 8 13 82 51 +31 058.82
ラツィオ 2024年3月18日 !
合計 309 143 70 96 501 399 +102 046.28

タイトル

選手時代

ユヴェントスFC
個人

指導者時代

HNKハイドゥク・スプリト

脚注

  1. ^ a b Tudor”. Croatian Football Federation. 2022年3月1日閲覧。
  2. ^ ガラタサライがトゥドール監督を解任、リーグ戦は首位と1ポイント差の2位”. 超ワールドサッカー (2017年12月19日). 2019年3月21日閲覧。
  3. ^ 11連敗中のウディネーゼ、オッド監督を解任…後任はトゥドール氏”. サッカーキング (2018年4月25日). 2019年3月21日閲覧。
  4. ^ 残留争い中のウディネーゼ、新指揮官トゥドル招へいを発表…昨年に続き2季連続”. Goal.com (2019年3月21日). 2019年3月21日閲覧。
  5. ^ POVRATAK NA KLUPU BIJELIH: IGOR TUDOR OD SIJEČNJA NOVI TRENER HAJDUKA!” (クロアチア語). HNK Hajduk Split (2019年12月23日). 2021年9月25日閲覧。
  6. ^ LO STAFF DI ANDREA PIRLO” (イタリア語). Juventus FC (2020年8月23日). 2021年9月25日閲覧。
  7. ^ Igor Tudor è il nuovo allenatore del Verona” (イタリア語). Hellas Verona FC (2021年9月14日). 2021年9月25日閲覧。
  8. ^ サンパオリ電撃退任のマルセイユがトゥドール氏の新監督就任を発表!”. 超ワールドサッカー (2022年7月5日). 2022年7月5日閲覧。
  9. ^ 鎌田大地所属ラツィオの新指揮官決定!昨季マルセイユをリーグ3位に牽引したトゥドールと2025年までの契約締結”. GOAL Japan (2024年3月19日). 2024年3月19日閲覧。




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イゴール・トゥドール」の関連用語

イゴール・トゥドールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イゴール・トゥドールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイゴール・トゥドール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS