ニルス・リードホルムとは? わかりやすく解説

ニルス・リードホルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/05 00:24 UTC 版)

ニルス・リードホルム
1959年のリードホルム
名前
愛称 Il Barone (The Baron)
ラテン文字 Nils Liedholm
基本情報
国籍  スウェーデン
イタリア
生年月日 (1922-10-08) 1922年10月8日
出身地 ヴァルデマルスヴィク英語版
没年月日 (2007-11-05) 2007年11月5日(85歳没)
選手情報
ポジション MF
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1943-1946 IKスレイプニル 60 (24)
1946-1949 IFKノーショーピング 48 (22)
1949-1961 ACミラン 359 (81)
監督歴
1963-1966 ACミラン
1966-1968 エラス・ヴェローナ
1968-1969 ACモンツァ
1969-1971 ASヴァレーゼ
1971-1973 フィオレンティーナ
1973-1977 ASローマ
1977-1979 ACミラン
1979-1984 ASローマ
1984-1987 ACミラン
1987-1989 ASローマ
1992 エラス・ヴェローナ
1997 ASローマ
獲得メダル
男子 サッカー
オリンピック
1948 ロンドン サッカー
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ニルス・リードホルムNils Liedholm1922年10月8日 - 2007年11月5日)は、スウェーデン出身のサッカー選手サッカー指導者。選手時代のポジションはMF

スウェーデン代表や選手時代の大半を過ごしたACミランでは、同僚のグンナー・ノルダールグンナー・グレンと共に「グレ・ノ・リ」トリオ (Gre-No-Li) を形成し活躍。現役引退後には指導者としても成功を収めた。

経歴

選手時代

リードホルムは1942年にIKスレイプニルで選手キャリアをスタートさせる。1946年からはIFKノーショーピングへ移籍し、2度のリーグ制覇に貢献した。1949年にイタリアのACミランへ移籍し、同年9月11日のサンプドリア戦でリーグデビューを飾るとレギュラーに定着し、1949-50シーズンには37試合出場18得点を記録した。そして在籍期間中に4度のリーグ制覇(1951年、1955年、1957年、1959年)と2度のラテンカップ制覇(1951年、1956年)、そして1958年のUEFAチャンピオンズカップでは主将として決勝のレアル・マドリード戦に出場し準優勝に貢献した(試合は2-3でミランの敗北)。

リードホルムはグンナー・ノルダール(セリエA通算257試合出場225得点の記録保持者)の得点の多くをアシストした。またフィジカルトレーニングの重要性を理解していた初の選手の一人であった。その為、練習時間の中で他の選手よりも多くの時間をフィジカルトレーニングに費やした。また週に2回は100メートル走、3000メートル走、投げ槍、砲丸投げと高跳びを行ったという。この事が40歳近くまで現役を続ける事が出来た要因となった。

スウェーデン代表としては1946年に代表デビューを飾り、1948年のロンドンオリンピック金メダル獲得に貢献。1958年のFIFAワールドカップ・スウェーデン大会では主将として大会に挑み、同国の決勝進出に貢献した。決勝のブラジル戦では前半4分に先制点を決めたが、ブラジルの反撃もあり2-5で敗れた。

監督時代

現役引退後は指導者の道へ進み、古巣のACミランやフィオレンティーナで監督を務めた。そして1979年にASローマの監督に就任すると、2度のリーグ制覇(1979年、1983年)、3度のコッパ・イタリア制覇(1981年、1983年、1984年)、1984年のUEFAチャンピオンズカップ準優勝(決勝でリヴァプールFCにPK戦の末に敗退)に導いた。ローマ時代にはパウロ・ロベルト・ファルカンブルーノ・コンティらの攻撃陣と、当時のイタリアでは珍しいゾーンディフェンスを採用して成功を収めた。

その後

晩年もイタリア国内に留まり、息子と共にブドウ園を運営していた。また、20世紀の終わりにはスウェーデンの大手新聞社Aftonbladetの読者投票による20世紀最高のスウェーデン人選手に選出された。

2007年11月5日にアレッサンドリア県の自宅で死去、85歳没。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニルス・リードホルム」の関連用語

ニルス・リードホルムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニルス・リードホルムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニルス・リードホルム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS