インピーダンス平衡とは? わかりやすく解説

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インピーダンス整合

(インピーダンス平衡 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/14 07:51 UTC 版)

インピーダンス整合(インピーダンスせいごう、: impedance matching)とは、電気回路においては信号を送り出す側のインピーダンス(信号源インピーダンス・出力インピーダンス)と受け入れる側のインピーダンス(負荷インピーダンス・入力インピーダンス)を何らかの基準の下に合わせることである(インピーダンスの値を一致させる場合もあるが、必ずしもそうではない)。インピーダンス整合の概念は、機械工学音響の分野でも用いられる。


  1. ^ ただしこれは一定の信号源インピーダンスに対して負荷インピーダンスを変化させた場合のことで、負荷インピーダンスが一定で信号源インピーダンスを変化させた場合はこのようにならないので、注意が必要である。
  2. ^ 真空管アンプで定格出力を最大にする負荷インピーダンスの値が、伝達される電力を最大にする負荷インピーダンスの値と一致しないのはおかしいと思われるかもしれないが、定格出力を最大にするとは歪まない限界の出力を最大にするという意味であって、一定入力に対する出力を最大にするという意味ではない。一定入力に対する出力が低下しても、より大きな入力まで歪まずに出力できれば定格出力は大きくなる。
  3. ^ 1960年代の増幅素子では MC 型の低出力を S/N 良く増幅することができなかったため、昇圧トランスが用いられた。1970年代中盤頃からトランジスタ (BJT) の雑音特性が向上し、トランスでなくヘッドアンプで増幅することが可能となった。1980年頃からは J-FET の gm が向上し、フォノイコライザの利得を切り替えて増幅することが可能となった。しかし MC 型カートリッジ用昇圧トランスは現在でも販売されている。
  4. ^ 谷村康行著、『超音波技術 基礎のきそ』、日刊工業新聞社、2007年11月29日初版1刷発行、ISBN 9784526059629 P.43


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