イミノスチルベン系とは? わかりやすく解説

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イミノスチルベン系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 07:25 UTC 版)

抗てんかん薬」の記事における「イミノスチルベン系」の解説

カルバマゼピンCBZ)(商品名テグレトール、テレスミン) 局在関連てんかん第一選択薬である。特に精神症状併発する場合向精神作用があるため好んで用いられる代謝産物であるカルバマゼピンエポキシドにも抗てんかん作用がある。バルプロ酸併用するエポキシド作用によって血中濃度が正常でも中毒症状出現することがあるため注意が必要である。単剤投与では8~12mg/Kgで、多剤投与では14~20mg/Kgで有効血中濃度達することが多い。投薬開始時は一過性の血中濃度高値示し副作用出現しやすい。逆に当初は有効血中濃度であっても、同じ投与量では徐々に有効血中濃度低下している。そのため、100mg程度投与から開始し1週間毎に増量していくといった使い方もある。投与後1~2時間複視、めまいといった小脳症状1週間ほどで発疹出現することがある発疹は1割程度出現率であるが重篤なものはさらにその1割であり(つまり1%100人に1人)、内服継続軽快することも多い。SLE様の皮疹は6~12カ月出現することがあり、可逆的であるが抗核抗体陰性化しないそのほか低ナトリウム血症水中毒起こすことがある神経痛治療用いた場合不整脈出現など重篤な副作用報告がある。神経痛に対してプレガバリン商品名リリカ)と並んでよく用いられる

※この「イミノスチルベン系」の解説は、「抗てんかん薬」の解説の一部です。
「イミノスチルベン系」を含む「抗てんかん薬」の記事については、「抗てんかん薬」の概要を参照ください。

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