イボア・フェスティバル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 13:24 UTC 版)
「ヨーク競馬場」の記事における「イボア・フェスティバル」の解説
イボアフェスティバル(Ebor Festival、イボア開催)は例年8月に行われ、ヨーク競馬場で最も有名な開催である。この開催ではインターナショナルステークス、ヨークシャーオークス、ナンソープステークスの3つのG1競走などが行われる。 インターナショナルステークス(G1) - 「世界ランク1位」の中距離G1戦。 ヨークシャーオークス - 牝馬限定のG1競走。1990年までは3歳牝馬限定だった。 ナンソープステークス - 5ハロン(1006m)の短距離G1戦。「ナンソープ」は競馬場に隣接する地名。 イボアハンデキャップ - 1843年から続く名物レース。ハンデ戦のためグループ格付けは受けていないが、賞金額はハンデ戦としてはヨーロッパ最高額。ハンデ戦で荒れるために馬券の売上はトップクラス。 ジムクラックステークス - 1846年創設の2歳戦。G2ながら賞金はG1ミドルパークステークスより高く、優勝馬の馬主が年末の晩餐会で最初にスピーチを行う伝統がある。 ロウザーステークス - 2歳牝馬のG2戦。5代ロンズデール伯爵ヒュー・ロウザーから。 ロンズデールカップ - 3歳以上の長距離G2戦。「ロンズデール伯爵」は代々、ヨーク競馬場の運営に尽力している。 グレートヴォルティジュールステークス - 3歳牡馬のG2戦で、翌月のセントレジャーステークスの前哨戦になっている。現在のレース名になったのは第二次世界大戦後からだが、同じ条件のレースは19世紀から「グレートヨークシャーステークス」の名で行われてきた。1840年代の改革で一気に賞金を250倍に増やし、ヨーク競馬場の再生の原動力になった。 エーコムステークス - 2歳馬の7ハロン戦。近年G3に昇格。「エーコム」は競馬場近くの地名で、1633年にチャールズ1世が臨席した競馬の開催地。
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