イトヒゲモジャハゼとは? わかりやすく解説

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イトヒゲモジャハゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/30 07:33 UTC 版)

イトヒゲモジャハゼ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
: ハゼ科 Gobiidae
: ヒゲモジャハゼ属 Barbuligobius
: イトヒゲモジャハゼ
B. boehlkei
学名
Barbuligobius boehlkei
Lachner & McKinney, 1974

イトヒゲモジャハゼBarbuligobius boehlkei)はハゼの一種である。インド西太平洋の熱帯、亜熱帯域から知られ、サンゴ礁の礁池、斜面の砂地で砂に潜って生活している[1][2]

分布

伊豆諸島南西諸島および、静岡県下田高知県須崎台湾南部、インド - 西太平洋に分布する[1]

特徴

体長は2-4cm。頭部は大きく縦扁し、頭部の感覚器が発達している。頭部には糸状で細長い多数の白い皮弁がある。同属のヒゲモジャハゼと比べ、皮弁は細長く、一部は分岐する。腹鰭は吸盤状になっている。体色は黄褐色で、体側面に五つの黒い斑点が並ぶ[3]。背面に6つの白い鞍状斑がある。

水深1-15mの珊瑚礁域に生息し[3]、礁池のタイドプールや礁斜面の砂礫底でみられ、砂に潜って身を隠している[1]。複数個体が同じ場所に生息している。

脚注

  1. ^ a b c 鈴木寿之、渋川浩一、矢野維幾 『新版 日本のハゼ』瀬能宏(監修)、平凡社、2021年、227頁。ISBN 978-4-582-54261-5 
  2. ^ Barbuligobius boehlkei - Fishes of Australia”. Fishes of Australia. 2022年12月30日閲覧。
  3. ^ a b Barbuligobius boehlkei, Cryptic bearded goby - FishBase”. Fishbase. 2022年12月30日閲覧。

参考文献

  • 中坊徹次(編、監修) 編 『日本魚類館 精緻な写真と詳しい解説』〈小学館の図鑑Z〉小学館、2018年3月。 ISBN 978-4-09-208311-0 



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