イギリス国鉄での採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 08:46 UTC 版)
1960年代後半、 イギリス国鉄は合理化策の調査で、TOPSがカナディアン・ナショナル鉄道で使われているのを知り、ソースコードごとシステムを購入し (当時、メインフレーム上の大規模システムはではソースコードごと購入するのが普通だった) て序々に実装していった。当時、イギリス政府は国営企業に対してイギリス製品を購入させる「バイ・ブリティッシュ」政策で臨んでおり、TOPS の運用に必要なIBM 360メインフレームの購入にはヒース内閣の承認が必要だった。 TOPSの導入により従来の形式・車両番号の付与体系を変更する必要が生じた。蒸気機関車には5桁までの数字が、ディーゼル機関車と電気機関車にはそれぞれD、Eではじまる4桁の番号がそれぞれ独立した体系で付与されたため、蒸気・ディーゼル・電気と最大3輌の機関車が同じ数字で重複する可能性があった。TOPSは数字以外の文字列で車両を区別できないため、各車両に数字だけの識別符号を重複なく付与する形に変更することとなった。
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