イギリス人実業家殺害事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 21:16 UTC 版)
「薄熙来事件」の記事における「イギリス人実業家殺害事件」の解説
2011年11月、薄一家が懇意にしていた英国人実業家のニール・ヘイウッド(英語版)(当時41歳)が重慶市のホテルの一室で死体となって発見された。この事件について重慶市当局は当初、急性アルコール中毒による事故死として処理しており、遺体は検分されないまま火葬されていた。しかし、英国人実業家は禁酒家だったため、殺人の疑惑が急浮上した。英国人実業家は薄一家と懇意であったことから、イギリスは中国に事件の全容解明を要請した。そのため、重慶市公安局は英国実業家事件の再捜査にあたることになった。 その後の再調査で、2011年11月15日に薄熙来の妻である谷開来は薄熙来の生活秘書と共謀し、薄熙来の生活秘書が英国人実業家に青酸カリを飲ませて殺害させていたことが明らかになった。英国人実業家は薄一家の不正蓄財した資産を海外移転する役割を担っていたが、谷開来が英国人実業家と諍いを起こしたことが殺害のきっかけとなった。
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